体重と胸の関係~胸が大きくなれば体重は増える? 体重が増えれば胸は大きくなる?

体重と胸の関係~胸が大きくなれば体重は増える? 体重が増えれば胸は大きくなる?

「胸を大きくしたい」と考える人は多いものですが、こう考える人の多くは単純に胸を大きくすることだけを考えているのではなく、「胸は大きくて、締まるところはきちんと締まっていて、美しいボディラインを作ること」を望んでいると思われます。胸は大きく、ウエストはしっかり締まっているスタイルを作りたいと考える人にとって、「体重と胸の関係」は避けては通れない話題です。

今回は、「胸が大きくなれば体重は増えるのか」「体重が増えれば胸は大きくなるのか」の2つの観点から、体重と胸の関係について取り上げていきます。

胸が大きくなると体重は増える? その回答~胸は1キロ以上あることも!

体重と胸の関係は、

  1. 胸が大きくなれば体重が増えるのか
  2. 体重が増えれば胸は大きくなるのか

の2つの見方をすることができます。まずは1つめについて見ていきましょう。

あまり意識する人はいませんが、実は「胸」というのはかなり重いものです。どこからどこまでを「胸」というかについては諸説ありますが、筋肉の土台に支えられた脂肪であるため、当然脂肪分に応じた重さがあります。

この「重さ」は、カップごとによって大きく異なります。

多少の違いはありますが、Aカップの場合はおおよそ326グラム程度だとされています。Bカップの場合は448グラムで、Cカップの場合は530グラム程度。Dカップの場合は759グラム程度で、Eカップともなると1キロを超えます。Fカップの場合は1180グラムにもなるとされています。
このようなことから、Cカップ以上の人のうちの77パーセントが、自分のバストの重さに悩んでいると回答しています。Eカップの「1キロ」という数字は、片方の胸にペットボトルを1本ずつ持っているのと同じことです。

日本人女性のバストの平均サイズは、BカップもしくはCカップといわれています(統計結果や母集団によって数字にはある程度ばらつきが見られますが、概ねBもしくはCを「平均」としているデータが多いためこれを採用します)。
つまり、多くの人は500グラム程度のバストを持っているということになります。

女性は、成長する過程で徐々に胸が大きくなっていきます。また、体全体も大きくなっていくため、当然体重は増えます。ただ、Aカップの人に比べると当然Cカップの人の方が、そしてCカップの人に比べるとFカップの人の方が胸は重くなります。胸が育ち、バストサイズが大きくなった場合、それに比例するかたちで、当然体重は増えます。

もっとも、バストサイズだけをもって「体重が重くなった、軽くなった」と言うことは現実的ではありません。体重の数値を決めるのは、体全体の重さだからです。このため、「バストの重さ」は、たしかに体重自体にも影響を与えるけれども、どちらかというと「バストが重くて肩が凝る」という方向で注目されることが多い項目だといえます。

なお、バストの重さに悩んでいる人は、ブラジャーを選び直すとよいでしょう。自分のサイズに合ったブラを選ぶことはもちろん、肩ひもの幅が広いものやカップ下からしっかりとバストを持ち上げてキープしてくれるなどの「かたち」も意識して選ぶ必要があります。現在は大きいバスト用の機能性ブラもたくさん出ているので、選ぶ楽しみがあります。
また、肩こりは筋肉をつけることによって解消・軽減されます。筋肉は一朝一夕でつくものではありませんが、運動を組み合わせるなどして、少しずつ筋肉をつけていくとよいでしょう。筋肉をつけることは、後述する「ボディメイク」にも繋がります。

ジニエ「知りたいけどなかなか聞けないバストのお悩み 日本女性で一番多いCカップの重さは・・なんと!ペットボトル1本分!?」
Link

HALLOM「【医師執筆】A~Fカップまでのおっぱいの重さを野菜と果物で例えてみた」
Link

体重が増えればバストも大きくなる?

ここからは、2の、「体重が増えればバストも大きくなるのか」について見ていきましょう。

結論から言うと、この答えは「イエス」です。

胸を構成する要素はたくさんありますしどこからどこまでを「胸」と呼ぶのかは人によって異なりますが、胸の構成要素のうちでもっとも大きいのが「脂肪」であることには間違いありません。胸は、よく「90パーセントの脂肪と、10パーセント程度の乳腺でできている」と解説されます。私たちが触ったときに柔らかく感じる部分のほとんどは脂肪だと考えて間違いありません。

バストを構成する要素のほとんどが脂肪であるため、当然体全体に脂肪がつけば胸もその分大きくなります。「筋肉を鍛え上げて、脂肪ではなくて筋肉によってのみ体重を増やした」という人は別ですが、一般的に、「体重が増えることはバストサイズがアップすることに繋がる」と解釈してもよいでしょう。
「極端な食事制限を行っている人は、胸が大きくならない」と言われるのはこれが原因です。胸を構成する脂肪を作り出すための栄養素が足りないため、胸が育たないのです。特に思春期に過度な食事節制によるダイエットを行ってしまうと、正しく体が成長しない可能性が高くなります。
「若い頃は胸が小さかったが、年をとってから胸が大きくなった」という人の場合、肥満によるバストサイズの変化だった可能性もあります。

ただ、「体重が増えれば脂肪が増え、バストサイズも大きくなる可能性が極めて高いこと」は真実ではありますが、「体重が増えれば必ず胸のサイズも○カップ以上大きくなる」と断言することはできません。なぜなら、人は太っていくとき、「自分が指定した箇所」「自分が望む箇所」にのみ選択的に脂肪をつけるということはできないからです。体重が増えていくときは、体全体に脂肪がついていきます。「0.5グラム増えたから、その分がすべて胸にいく」というようなことはあり得ません。
どこから太るかは個人差が大きいため、確実に胸から太る方法もまた存在しません。

過度な食事制限や過度なダイエットは、胸を構成する脂肪までを失わせます。また、体重が増えれば胸が大きくなる可能性は極めて高くなります。ただ、「ボディメイクをしながらバストも大きくしたい」と考える人にとっては、胸を大きくするためだけに、ボディラインを崩すことはかなり抵抗があるでしょう。
そのときに出てくるのが、「運動」という考え方です。

きちんとした食事と運動を組み合わせることで、美しいボディラインが手に入る

過度な食事節制は、バストサイズダウンだけではなく健康被害をももたらします。だからといって、食べ過ぎによって脂肪をつけることもまた、健康被害の原因になります。
健康面からもバストサイズアップの面からも、「きちんと食べて、きちんと運動すること」が求められるのはこのためです。

運動をすることで、引き締まったボディラインが手に入ることはすでにだれもが知っていることです。加えて、胸部分の筋肉を鍛えることで、「型崩れしにくいバスト」を手に入れることができます。

胸を構成する要素のうちの9割が脂肪であることはすでに述べた通りですが、この柔らかい脂肪を支える土台となっているのが胸筋なのです。胸筋をしっかり鍛え上げることで、胸は型崩れしにくくなりますし、美しいかたちを維持できるようになります。加えて、胸筋の分胸が前に押しだされますから、バストサイズ自体もアップする可能性が高くなります。

「運動をすると、脂肪が筋肉に変化する。だから胸のサイズが小さくなるのではないか」と考える人もいるでしょう。これはある意味では正しい考え方です。ただ、「脂肪すべてが筋肉に変化するところ」まで自分を追い込める人はごく少数です。トップアスリートなどはこのレベルに達していますが、一般女性が運動をしてもこの状態に至れることはありません。たしかに、運動を全くしない状況のときよりは胸のサイズは小さくなるかもしれませんが、ウエスト部分などが引き締まるため、相対的に見て「大きく見える胸」を作り出すことが可能です。

運動を行うことによって体重を減らすことができますし、胸を支える土台を作ることもできます。胸筋によるバストサイズアップも期待できるうえ、健康にも良い影響を与えます。バストサイズアップにおいて、運動は、非常に大きな効力を発揮するのです。

ただ、運動をメインに行っていく場合、きちんとした食事もとらなければなりません。運動をするとエネルギーを消費しますから、その分をきちんと食事として摂取しなければならないのです。バランスのよい食事をし、運動を行っていきましょう。筋肉をつける目的で運動を行うのであれば、プロテイン(「たんぱく質」を表す単語だが、日本でこの表記が使われる場合は、サプリメントなどを指すことが多い)を摂取してから実施するのも効果的です。

なお、運動をするときは、胸が上下左右に激しくゆさぶられることになります。特に、ジョギングなどはその動きが分かりやすいでしょう。このときにブラジャーをつけていないと、胸を支えるクーパー靭帯が損傷し、バストの下垂を招きやすくなります。必ず下着を着けて行いましょう。なお、下着は、スポーツすることに特化したスポーツブラ(機能性ブラ)が特におすすめです。

体重とバストの大きさには、密接な関係があります。胸が大きくなればそれが体重の数値にもある程度影響しますし、体重が増えれば胸も大きくなります。ただ、「『大きいバスト』もほしいけれど、『きれいなボディライン』もほしいのだ」と考えるのであれば、単純に脂肪だけをつけてバストを大きくするのは望ましいやり方ではありません。バスト部分にだけ脂肪をつけることはできないからです。

そのため、大きいバストと美しいボディラインの両方を手に入れようとするのであれば、運動などを組み合わせていくことを考えた方がよいでしょう。