脂肪が移動してバストアップする

脂肪が移動してバストアップする

二の腕や脇肉、背中などにつく脂肪が気になりますよね。この脂肪たちがバストに移動してバストアップしてくれた…。

そもそも、医学的に脂肪は移動するものなの?

脂肪について正しく理解すれば、脂肪が移動する仕組みがわかる!

そもそも脂肪って何のためにあるの?

脂肪を燃やして理想の身体へ。
テレビコマーシャルでも「脂肪を燃やす」と謳った商品・サービスがよく紹介されていますね。

脂肪=肥満、というイメージをお持ちの方が多いと思いますが、そもそも脂肪とはどういったもので、何のためにあるのでしょうか?

体がエネルギー源を貯蔵するために作ります。そのため、運動などでエネルギーが不足すると蓄えられていた脂肪が分解・燃焼し、エネルギー源として使われます。

脂肪の基礎知識、ダイエットの前に脂肪を知ろう

つまり、脂肪とは人間が活動するために必要なエネルギーを蓄えるためにあるのです。

登山家のアーロン・リー・ラルストンの自伝「奇跡の6日間」を題材に、ダニー・ボイルが監督、脚本、制作した映画、「127時間」では主人公が谷底で落石に右腕を挟まれ、タイトル通り127時間もの間、持っていた750mlの水だけで飢えを凌ぎます。
人間はこれほどの時間を飲まず食わずで生き続けることができるのは、脂肪にエネルギーがしっかりと蓄えられているからなんですね。

脂肪はどうすれば燃焼してくれるの?

脂肪の良いところを先にお話しましたが、脂肪に嫌悪感を抱く女性のほうが多いのではないでしょうか。

映画、「ブリジット・ジョーンズの日記」では愛されるぽっりゃり娘だったのに、「シカゴ」ではスタイリッシュな魔性の女に変身した主演女優のレニー・ゼルウィガーのように、脂肪を落とせばこれほどまでにスタイルを変えられることに、多くの女性が気づいたはずです。

それでは、どうすれば脂肪は燃焼してくれるのでしょうか?

運動などで体温が上昇し、血糖値が下がると脂肪細胞からエネルギーを取り出して血糖値を安定させようとするホルモンであるグルカゴンが分泌されます。
このグルカゴンから指令を受け、脂肪分解酵素であるリパーゼによって体脂肪が脂肪酸とグリセリンに分解され、血液中に溶け出して、筋肉に運ばれて運動エネルギーとして消費されます。こうして体脂肪が燃焼されていくのです。

脂肪燃焼の仕組みとインシュリン、痩せる栄養学

つまり、血糖値を下げることが重要なのです。
血糖値を下げるためには、ジョギングやウォーキング、エアロバイクなどの有酸素運動が効果的です。

フォレスト・ガンプ 一期一会」」では、「ただ走りたかったから」という理由だけで、主演のトム・ハンクスがアメリカを走って横断しています。

脂肪を落とすためなら、これほどまでに走る必要はありませんので、10分程度のウォーキングから始めて、継続させていくことが大事ですね。

脂肪が移動してバストアップするって本当?

補正下着を始め、エステやマッサージなどでも、「脂肪を移動させる」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
脂肪を移動させてバストアップすることができれば、嬉しい限りです。

結論から言うと、脂肪が移動することはありません。

厳密に言うと、脂肪がつく箇所をコントロールする、とでもいいましょうか。

そもそも脂肪はずっと同じ箇所にあり続けているわけではありません。
人の身体は絶えず代謝が行われており、脂肪も同様に、合成→分解→燃焼と、絶えず入れ替わりが行われています。

脂肪が移動しているように感じる理由

二の腕や脇肉に合成されている脂肪

例えば、二の腕や脇肉の脂肪が気になる女性がその部分のみ集中してマッサージやトレーニングをしたとしましょう。

脂肪は消費されず余ったエネルギー

燃焼される脂肪

運動や代謝で消費されずに余ったエネルギーが脂肪となり、体内に蓄えられます。

ここでは100個の脂肪が体内に蓄積されていると仮定します。
まずは二の腕や脇肉部分に蓄えられた脂肪を燃焼させるべく、集中的にマッサージやトレーニングを行います。

脂肪が蓄積されない二の腕や脇肉に

合成される脂肪

マッサージやトレーニングにより体温が上昇し血糖値が下がります。
さらに太もも部分の血流が良くなり、分解された脂肪が筋肉に運ばれて、エネルギーへ消費されます。

そうすることで、100個あった脂肪は80個に減ったと仮定します。
これを継続的に行うことで、二の腕や脇肉に脂肪が蓄積されなくなります。

他のところで蓄積される

二の腕や脇肉の集中ケアによって、体内の脂肪が80個になったとしても、
食べる量が変わらなければ、また100個の脂肪が蓄積されてしまいます。

しかし、二の腕や脇肉の集中ケアは続けているので、二の腕や脇肉には脂肪が蓄積されにくくなり、またそれ以上に余るエネルギーは違う箇所に蓄積されます。
その脂肪が胸につくようになれば結果的にバストアップしたことになりますね。

つまり、脂肪が移動しているのではなく、脂肪のつく場所が変わったのです。

脂肪を移動させてバストアップするためには、バスト周辺の二の腕や脇肉、背中などに脂肪がつきにくいようにケアして、よりバストに脂肪がつきやすい体質に変われば、脂肪が移動してバストアップすることが可能ということですね。

まとめ

  1. 脂肪とは人間が活動するために必要なエネルギーを蓄えるためにある
  2. 脂肪を燃焼させるには体温を上げて血糖値を下げることが重要
  3. 脂肪が移動しているのではなく、脂肪のつく場所が変わっただけ