胸を大きくする方法~キャベツを摂取することには意味があるのか?

胸を大きくする方法~キャベツを摂取することには意味があるのか?

「胸を大きくする方法」としてよく取り上げられるものの一つに、「バストサイズアップに効果的だといわれている食べ物をとる」というものがあります。そして、この「バストサイズアップに効果的だといわれている食べ物」にはさまざまな種類があります。
今回はそのなかから、「キャベツ」について取り上げましょう。

キャベツとバストサイズアップの関係について

納豆や豆腐、豆乳などに入っている「大豆イソフラボン」は、バストサイズアップの成分として非常に有名なものです。食べ物とバストサイズアップの関係を取り扱っているサイトであれば、大豆イソフラボンを除外して話を進めることはまずないでしょう。また、大豆製品にもよく含まれている「たんぱく質」が多い食材も頻繁にピックアップされます。これは胸を作るための原材料となるものであり、また胸筋を効率よく身につけるために必要不可欠なものだからです。

このようなものに比べると、「キャベツ」はバストサイズアップのための食材としてはかなり知名度が低いと言わざるを得ません。しかしキャベツは、医師などからも「バストサイズアップ効果があると思われる」と指示されている食材なのです。

大きな丸い玉であるキャベツは、その外見からいかにもバストサイズアップに効果がありそうに見えます。しかし実際に働くのは、キャベツに含まれている「ボロン」と呼ばれる栄養素のことです。この栄養素は、「ホウ素(硼素)」という別名でも呼ばれています。分類としては、鉄分やカルシウム、銅などの「ミネラル」のカテゴリーに入るものです。

このボロンは、適量をとることによってエストロゲンの働きを良くしてくれると言われています。
エストロゲンは女性ホルモンの一種であり、これの分泌・働きが、バストサイズアップに大きく関わっています。エストロゲンの動きを活性化させてくれるボロンは、バストサイズアップに効果的だとされているのはこのためです。また、ボロンはエストロゲンの働きをサポートしてくれるだけでなく、ビタミンDの働きを助けることができます。ビタミンDは免疫力を向上させたり、骨や歯を健康で丈夫な状態にしたりすることにも役立ちます。骨や歯を強くさせるための栄養として「カルシウム」がありますが、ビタミンDはカルシウムと連携して、強い体を作ることに役立っているのです。

キャベツに含まれる「ホウ素」、それの基準と副作用を考える

ところで、「必須ミネラル」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは、人間の体が必要とするミネラルをいいます。16種類のミネラルが「必須ミネラル」として扱われており、このうちの7種類が「主要ミネラル」、残りの9種類が「微量ミネラル」とされています。

主要ミネラルは、上でもとりあげた「カルシウム」、そして多くの人がよく耳にする「ナトリウム」などです。また、微量ミネラルとしては、鉄や亜鉛、銅などがあげられます。

実のところ、キャベツに含まれているホウ素(ボロン)は、この「必須ミネラル」に分類されていません。つまり、人間が生きていくうえではホウ素(ボロン)は「とらなくても差しさわりがないもの」と考えられているのです。バストサイズアップを目的とする記事ではしばしばホウ素が「人間が生きていくうえで必要不可欠なもの」であるかのように扱われることもありますが、摂取しなくても健康情は問題がないと考えるのが一般的です。

また、ヨーロッパなどでは、「ホウ素(ボロン)が欠乏しているという証拠はない」とされています。
さらにいえば、「ホウ素(ボロン)を摂取することによって、人間に何らかの利益が生じるという話についても、結論は出ていない」とされています。これは特に、「ホウ素(ボロン)のプリメント」について言及したものではありますが、非常に興味深いデータといえるでしょう。

また、「ホウ素(ボロン)は安全である」と考えている人もいるかもしれませんが、ドイツで出された研究結果では、「ホウ素のとりすぎによる健康被害リスクに関しては、否定しきれるものではない」としています。1日に1ミリグラム程度までならば問題はないとされていますが、許容限度量を超えるホウ素(ボロン)の摂取は控えるべきとされています。

この「許容限度量」ですが、これについては諸説あります。また、少し古いデータではありますが、2001年にProject AWAREから出されたデータでは、「エストロゲンのレベルをあげるためには3ミリグラムのホウ素をとる必要がある」とされていることもあり、「3ミリグラム」を一つの基準とすることもあります。
ただいずれにせよ、キャベツの場合、3分の1程度の量ならばそれほど問題にはならないと考えられています(データによっては「1玉が基準」とされているところもありますが、これに関しては諸説あり、断言することはできません)。
このため、許容限度量に対してはそれほど神経質になる必要はないでしょう。

厚生労働省 e-ヘルスネット「ミネラル」Link

内閣府食品安全委員会「食品安全関係情報詳細」、資料管理ID「syu01270740188」
Link

ProjectAWARE”eoporosis: Foods, Herbs & Supplements for Bone Health”
Link

食品安全委員会化学物質・汚染物質専門調査会「清涼飲料水評価(案)ホウ素」Link

内閣府食品安全委員会「食品安全関係情報詳細」、資料管理ID「yu01260510314」

キャベツの食べ方について

さて、このキャベツに含まれている「ボロン」ですが、これは実は熱に弱いという欠点を持っています。このため、加熱をして食べることはあまりおすすめできません。
「加熱をしてもボロンには影響がない」とする意見もありますが、根拠が薄く、諸手を挙げては賛同できないのが現状です。また、キャベツの食べ方として「生で食べること」は非常にメジャーなものでもあるため、基本的には生で食べた方がよいでしょう。

「生でキャベツを大量に食べるのは、少し厳しい」と感じる人は、リンゴなどを入れてみてください。ここでは「キャベツとボロンの関係」について大きく取り上げてきましたが、実はリンゴにもボロンは含まれているのです。キャベツとリンゴは非常に相性のよい食材でもあるため、サラダとして食べるとよいでしょう。リンゴが調味料の役割も果たしてくれますが、物足りなさを感じるようならば、ゴマドレッシングや塩コショウなどを振って食べるのもおすすめです。
また、海藻類やナッツ類にもボロンは含まれているので、これらをとっていくのもよいでしょう。

キャベツに含まれるボロンが、どれほどバストアップに効果的なのかについてはまだ研究が待たれるところです。また、ほかの「バストアップによい食材」同様、比較検討が非常に難しい分野であるため、明確に「キャベツを食べれば、だれでも確実にバストサイズが3カップ以上アップする!」とする研究結果は、今後も出てこないとは思われます。
しかし、キャベツ自体が健康によい食材であることは間違いありません。低カロリー食材の代表例ともいえるものですし、美容のビタミンとして名高いビタミンCも大量に含んでいます。

限度を超えた食べ方は慎むべきですが、豆乳同様、積極的にとっていきたい食べ物だといえるでしょう。