脂肪注入豊胸手術の体験談と考えるべきこと

脂肪注入豊胸手術の体験談と考えるべきこと

「脂肪注入豊胸手術を受けたいけれど、やはり不安」
「脂肪注入豊胸手術を受けた人の声を聞きたい」
「脂肪注入豊胸手術を受けた人が、どのようなところを重視していたのかを知りたい」
と考える人がいるのは、当然のことです。

今回はこれについて見ていきましょう。

聖心美容クリニックがとったアンケート結果について

聖心美容クリニックは、脂肪注入豊胸手術を含めて、さまざまな美容外科手術を扱っているクリニックです。

このクリニックが、女性100名を対象としてとったアンケートがあります。年齢層やとった期間については触れられていませんが、「豊胸手術を受けるとしたら、どんな部分を重要視するか」を聞いた興味深いアンケートです。なおこれは、「脂肪注入豊胸手術」に限定したアンケートではないようです。

これによると、55%と、過半数の人が「重要視する」と答えたポイントは「クリニックの技術力」でした。そしてその後に、「充実したアフターサポート」が33%で続き、「医師との相性が合うかどうか」が5%と続いています。そのあとに続くのは「値段」で4%、「プライバシーを守ってもらえるかどうか」が3%という結果がでています。

多くの人が「技術力」を重要視していることがわかっています。

これは一般的な「治療(保険がきくようなもの)」であってもそれほど変わらない結果になるかもしれません。自分の体を任せることになるわけですから、一番に求めるべきは、やはりたしかな技術力でしょう。また、豊胸手術に代表されるような「美容外科手術」の場合は、「美しくなること」を一番の目的とします。そのため、万に一つでも、傷跡が目立つようなことになってはいけません。美しくなるために受けるものなのに、新たな傷跡がついてしまっては元も子もありません。

加えて、不自然さが目立つ豊胸手術を忌避する傾向もありますから、「自然な仕上がりになること」「豊胸手術を施したことが分からない状態になること」がもっとも望ましいといえるでしょう。

精神美容クリニック「傷跡でバレたくない 手術跡を残さないでバストアップできる?~豊胸術でもっとも重視されるのは「技術力」」Link

傷跡を残さない豊胸手術について

現在は昔とは異なり、「傷跡を残さないで行う豊胸手術」の技術が確立されています。たとえば、「プチ豊胸」と言われるヒアルロン酸注入などは注射器を使って行うやり方が主流です(まれに、2~3ミリの石灰を伴うこともありますが、一般的に「ヒアルロン酸注入による豊胸」とした場合は注射器によるものを指すのが一般的です)。

また、切開を伴うバッグ挿入によるものも、ワキの下などを開いて行うものです。ワキの下から入れた場合、傷跡は、ワキの下のシワにほとんど隠れます。個人差もありますが、「ここからバッグを入れた」といってじっくりみても、写真などではほとんどわからない程度の傷に留まります。

脂肪注入豊胸手術の場合も、バストの方の傷はほとんど目立ちません。脂肪吸引を行う際には該当箇所に少し傷ができることもありますが、それもやがて時間とともに落ち着いていきます。このため、昔はともかく現在では、「豊胸手術による傷」についてはほとんど問題にならなくなりました。技術力などに信頼がおける病院を選べば、リスクはさらに少なくなるでしょう。

脂肪注入豊胸手術の体験談について

「脂肪注入豊胸手術の体験談」で検索すると、クリニックの紹介文を中心として、さまざまな体験談が出てきます。
比較的多いのは、「脂肪注入豊胸手術(あるいはそれ以外の豊胸手術)を受けて、とてもよかった」という意見でしょう。

脂肪注入豊胸手術に限ったことではなくあらゆる美容整形についていえることですが、これを受けようとする人は、自分自身の抱えるコンプレックスを解消したくてこの手段をとります。
豊胸手術の場合は、「胸を大きくしたい」「かたちをよくしたい」「バランスをとりたい」というのが原動力となるでしょう(なおここでは、乳がんによる乳房切除の件については除外しています)。

脂肪注入豊胸手術をはじめとする豊胸手術を受けてそのコンプレックスを解消できたという声は非常に多いものです。特に脂肪注入豊胸手術の場合は、しこりや石灰化が生じない限りは見た目も自然ですし、手触りにも違和感がありません。

脂肪注入豊胸手術をはじめとする美容外科手術に対して理解のない人の場合、「病気によって切除したからそれを補うというのならばもちろん反対しない。しかし、美しさのためだけに体に手を加えるのはいかがなものか」という意見を述べたり、「そんなことをしても、『本当の自分』ではない。何度も同じことを繰り返すことになりそうだ」という意見を持ったりすることもあります。

これらはもちろん一面の真実ではあります。そしてこのような感情も、決して否定されるべきではありません。

しかし、強烈なコンプレックスや、コンプレックスをだれかからからかわれたという経験は、時にその人から自信と自尊心を失わせることにも繋がります。人の美しさは胸のサイズやかたちで決まるものではありませんし、人の体型をからかう人間が一番悪いのは当たり前のことです。たしかに「美しい胸のかたち」というのはありますが、それに完全に合致する人はいませんし、どのような体型・サイズであっても、それを卑下する必要はどこにもありません。

ただ、「自分自身がどうしても気になる。その結果、好きなファッションも楽しめなくなってしまった」となると、その人がその人らしく生きることも困難になってしまいます。容姿にまつわるコンプレックスの強さを人が理解することは非常に難しいものですが、胸のサイズが小さいことや胸のかたちが整っていないことに悩んで自分らしくいることが難しいというのであれば、脂肪注入豊胸手術を受けるのもひとつの手段です。

脂肪注入豊胸手術に限ったことではありませんが、健康上の被害が出ているのではないかぎり、どのような体型であろうと、それはその人の自由ですし、周りの人が何かを言うべき問題でもありません。

ただ、「自分自身が理想とするかたちに近づけたい」「自分自身の求める体型に近づけることでコンプレックスを解消できる」というのであれば、ほかならぬ自分自身のためだけに脂肪注入豊胸手術を受けるのもよいでしょう。脂肪注入豊胸手術の体験談を調べてみると、そのような「自分らしさ」「自分の理想とするバスト」を手に入れられたことで、より自分らしく、より人生を前向きに生きることができるというコメントをよく見つけることができます。

後悔したという意見ももちろんある

ただ、豊胸手術を受けて後悔したという体験談ももちろんあります。クリニックが出す「体験談」のなかにはこれらの意見はほとんど見ることはできませんが、さまざまな理由で豊胸手術を受けたことを後悔する人はいます。

自分の望むようなバストにならなかった」ということで後悔する人もいれば、「精神的な面で抵抗を持った」という人もいます。

脂肪注入豊胸手術の場合、とった脂肪のすべてがバストに残るわけではありません。そのため、思うようにバストアップができない可能性も0ではありません。また、どのような施術であっても、しこりや石灰化のリスクを完全に0にすることもできません。もちろん各クリニックではこれらのトラブルが起きないように細心の注意をしていますし、もしトラブルが起きた場合でもそれにすぐに対応できるようにさまざまな対策を講じています。
しかしそれでも、一度トラブルが起きてしまえば、それをクリアするために再度の手術や新しい処置が必要となります。

また、「自分自身が変わってしまったこと」にとまどいや後悔を抱く人もいます。特に脂肪注入豊胸手術の場合は、ヒアルロン酸の注入とは異なり、その効果は長く続きます(クリニックによっては「半永久的だ」と表現しているところもあります)。
「自分の体が自分のようではなくなってしまったこと」をなかなか受け入れがたいと感じる人もいるでしょう。

脂肪注入豊胸手術自体には、良い・悪いはありません。
長年抱えていたコンプレックスを解消するための手段となるものであると同時に、さまざまなトラブルを引き起こす可能性のある手段でもあるといえます。
「受けて良かった」と思うか「受けたことを後悔している」となるかは、結局のところ、受けた人自身の気持ちの持ちようで変わってきます。

ただ、「絶対に脂肪注入豊胸手術を受けたい」と思ったときこそ、一度冷静になり、「本当に自分は脂肪注入豊胸手術を受けて後悔しないのか」「ほかにも豊胸の手段はあるのではないか」と立ち返って考えてみることは大切です。そうすることによって、本当に自分が求める豊胸手段を導きやすくなります。このため、「体験談」は、良いものばかりではなく否定的なものにも目を通した方がよいでしょう。