脂肪注入豊胸手術のダウンタイムってどんなもの?その期間はどれくらい?

脂肪注入豊胸手術のダウンタイムってどんなもの?その期間はどれくらい?

「脂肪注入豊胸手術」を行った後には、必ずダウンタイムが生じます。
今回は「脂肪注入豊胸手術とダウンタイム」について取り上げましょう。

ダウンタイムとはどのようなものか

まず、「ダウンタイムとはどのようなものか」について解説していきましょう。

単純に「ダウンタイム」と記した場合、それは主にインターネット関係のことを指します。なんらかのトラブルが生じ、WEBサイトなどにアクセスできなくなることをいいます。

しかし、美容業界において使われる「ダウンタイム」は、まったく違う意味を持ちます。
この場合は、「美容整形手術を受けてから、その傷や痛み、また腫れやむくみなどが収まり、生活を送れるようになるまでの期間」を指すことになります。ここで使う「ダウンタイム」は、すべてこちらの意味で使っていきます。また、ダウンタイムは、多くの場合、「術後の痛み」とセットで語られることになります。

この「ダウンタイム」は、さまざまな整形手術に生じます。「プチ整形」「切らない整形」といわれる埋没法(二重にするための手術)でも、短いながらもダウンタイムは生じます。また、後述する、豊胸手術ではお手軽に受けることのできる「ヒアルロン酸注入による豊胸手術」でもダウンタイムはもちろんおきると考えるのが妥当です。

ただ、個人差はあるものの、基本的には長くかかる手術・切開を伴う手術・施術箇所が多い手術・工程が複雑となる手術の方が、そうではない手術に比べてダウンタイムが長くなります。

このため、場合によっては長期休暇中に受ける必要が出てくることもあります。特に、痛みに弱い人や肌が弱い人、腫れやむくみが起きやすい人の場合は、「美容整形手術を受けるタイミング」を見計らうことが重要です。対して、簡単な手術の場合、多少の痛み土曜日に手術を受けて月曜日には出社が可能になるということも多いといえます。

また、ダウンタイムを取り上げる際は、「術後の生活」もよく話題になります。

顔の手術(たとえば二重にするための美容整形など)では、「いつから化粧ができるのか」「顔を洗ってよいのはいつからなのか」などがよく問題になります。豊胸手術の場合は、「シャワーはいつから使ってよいのか」「入浴はどうなのか」「スポーツを趣味としているが、それをやってよいのはいつくらいからなのか」「性交渉はいつから可能か」などがよく話題になります。

同じ「豊胸手術」に分類されるものであっても、ヒアルロン酸の注入による豊胸手術と脂肪注入豊胸手術では、ダウンタイムの長さもまったく変わってきます。そのため、「ヒアルロン酸の注入を以前に受けたことがある。そのときはダウンタイムも短かったので、脂肪注入豊胸手術も同じくらいだと思って受けた」というようなことになれば、大きな問題になりかねません。

「ダウンタイムはいつまでか」の知識をしっかり身に着けてから、施術に望む必要があります。

脂肪注入豊胸手術の特徴

脂肪注入豊胸手術のダウンタイム」を知るためには、まずは「脂肪注入豊胸手術とはそもそもどのようなものか」を知らなければなりません。

脂肪注入豊胸手術とは、自分の体から脂肪を抜き取り、それをバストに移していくことで豊胸をはかる方法をいいます。
多くの場合、太ももやお腹から脂肪を取り出しますが、腰やお尻が対象となることもあります。「脂肪吸引」というかたちで取り出された脂肪は、定められた処理(脂肪注入豊胸手術の種類によって異なる)をした後で、胸に入れられていきます。

胸に移った脂肪は、そのすべてが根付くわけではありません。そのうちの20パーセント~80パーセントは排出されます。しかし一度根付いてしまえば、この効果は長く続くとされています。

このような工程を経るため、脂肪注入豊胸手術は事前に「脂肪吸引を行うこと」が前提となります。この工程なしには、脂肪注入豊胸手術を行うことはできません。
脂肪注入豊胸手術のダウンタイム」というと、「胸部分だけのダウンタイム」に意識がいきがちですが、脂肪吸引のためのダウンタイムもある程度考慮にいれなければなりません。

なお、脂肪注入豊胸手術とよく比較して述べられる豊胸手術に、以下の2つがあります(バッグ挿入方法と脂肪注入豊胸手術を合わせた「ハイブリッド豊胸手術」もあります)。

  • ヒアルロン酸注入による豊胸手術
  • バッグ挿入による豊胸手術

ヒアルロン酸注入による豊胸手術」は、非常に気軽に受けることのできるものです。プチ整形の一種でありメスを使わない施術であることから、「プチ豊胸」という呼ばれ方をすることもあります。ほかの方法に比べてダウンタイムが極めて短く(「ダウンタイムはない」としているところもあります)、2~3日で終わるというのがメリットです。また、抜糸を必要とするクリニックもありますが、通院の必要はなしとしているクリニックもあります。

もっともこの方法の場合、永続性はありません。「どれくらいの期間、維持できるのか」とよく話題にのぼりますが、どれほど長いものであっても10年を超えて維持できることはないと思われます。基本的には3年程度が限度でしょう。

バッグ挿入による豊胸手術は、胸の中に、生理食塩水やシリコンの入ったバッグを入れるものです。大幅なバストアップが見込めるものではあり、永続性もあると解釈されますが、切開を必要とします。
このバッグの挿入による豊胸手術のダウンタイムは、脂肪注入豊胸手術とほぼ同じくらいだと考えるのが妥当です。

脂肪注入豊胸手術のみを支持する医師の場合、「バッグ挿入による豊胸手術は、脂肪注入豊胸手術よりもダウンタイムが長い」としています。ただ、多くの病院では、脂肪注入豊胸手術とバッグ挿入による豊胸手術のダウンタイムを比べた場合、「脂肪注入豊胸手術の方が長い、もしくは同等程度である」としています。

もっとも、バッグ挿入による豊胸手術の場合は、手触りが脂肪注入豊胸手術に比べて不自然になってしまいがちだという欠点があります。また、施設によっては、「バッグ挿入の豊胸手術を受けている人は、マンモグラフィを受けられない」としているところもあります。

脂肪注入豊胸手術のダウンタイムについて

ダウンタイムは、個々人によって異なります。また、クリニック側が「どこまでをダウンタイムとするか」によって、少し数字は異なってきます。加えて、「脂肪注入豊胸手術」と一口にいっても、実際には「コンデンスリッチ豊胸」「ピュアグラフト豊胸」「セリューション(セルーションとも)」などのように種類が分かれており、それぞれでダウンタイムの長さや痛みの出方が異なる場合もあります。

ただ、一般的には、脂肪注入豊胸手術のダウンタイムは、長くて2週間程度だと考えられています。また、強い痛みが出るのは3日目までが多く、長くても1週間程度だとされています。クリニックによって多少の違いはありますが、これが脂肪注入豊胸手術のダウンタイムの目安と考えてよいでしょう。

なお、脂肪注入豊胸手術は、「脂肪吸引」が前提となる豊胸手術です。このため、脂肪注入豊胸手術のダウンタイムだけでなく、脂肪吸引のダウンタイムも考慮しなければなりません。部位や量にもよりますが、これも長く見て2週間程度でしょう。ただ、脂肪吸引をした箇所は、圧迫下着などで固定しなければなりませんし、場合によっては抜糸が必要となることもあります。圧迫下着に関しては病院から指導があるので、それに従うようにしてください。

脂肪注入豊胸手術後の日常生活について

脂肪注入豊胸手術後の日常生活についても見ていきましょう。
これも、クリニックごとで多少の数字の違いがあります。

Q:シャワーはいつから使ってよいのか
A:「当日から可能」「翌日から可能」が主流の意見で、どちらのスタンスをとっているかはクリニックによって異なる。また、「当日から可能」としているクリニックの場合でも、手術当日は患部を濡らさないように、と指導されることが多い。
慎重な病院の場合は「翌々日から」としている。

Q:入浴はどうなのか
A:「1週間後」というところが多い。ただし、もっと短めのところもある。また、「医師の指示に従ってください」としているところもある。

Q:スポーツを趣味としているが、それをやってよいのはいつくらいからなのか
A:「3週間程度は控えるべき」とする意見が多い。また、この期間は、うつぶせで寝ることも避けるべき。別途、つけられる下着(ワイヤーが入っているものはダメ、など)に制約が設けられていることもある。

Q:性交渉はいつから可能か
A:「2週間程度は禁止、その後は様子を見ながら」としているところもあるが、「1か月程度は控える方がよい」としているクリニックもある。

「控えるべき期間」については、迷ったのならば長めにとっておく方が安全でしょう。医師に改めて確認することも大切です。また、何より、異常が出たらすぐにクリニックを尋ねるようにしてください。