豆乳を飲むと太る? 豆乳を飲むとバストアップできる? 豆乳の効果とは

豆乳を飲むと太る? 豆乳を飲むとバストアップできる? 豆乳の効果とは

「バストアップ」を考えるとき、よく話題に上る飲み物として「豆乳」があります。
ただ、この豆乳に対して、「太るのではないか」と怖がっている人も多いのではないでしょうか。

今回は、

  • 豆乳がバストアップに及ぼす効果
  • 豆乳を飲むと太るかどうか
  • 豆乳との付き合い方

について取り上げていきましょう。

豆乳はバストアップに効果あり? その根拠と有用性について

「バストアップに良い食材は何か」「バストアップに効果的な飲み物は何か」という話題になったときに必ず取り上げられるのが「豆乳」です。なぜ豆乳はバストアップに効果があるといわれているのでしょうか。

豆乳とは、大豆を原材料とするものです。大豆を水につけてよくすりつぶし、さらに水を足して、それを煮詰めることで作っていきます。最後にこれをこして、液体としたものを「豆乳」と呼んでいます。この豆乳ににがりをプラスすれば、私たちにとってなじみ深い「豆腐」ができ上がります。なお、実はこの「豆腐」は自宅で作ることができます。豆乳を買ってきて、そこににがりを入れればきちんとした豆腐ができるのです(完全な余談ではありますが、卵豆腐は「豆腐」と名付けられていますが、ダシや卵などで作るものであるため、豆腐とはまったく方向性も材料も異なります)。

豆乳が日本に入ってきてよく飲まれるようになったのは1970年代後半くらいからだと考えられていますが、豆乳自体の歴史は2000年ほど前から始まっていたとも考えられています。

今では手軽にスーパーで買うことができるようになった豆乳がバストアップに効果を示すといわれている理由は、豆乳の持つ「(大豆)イソフラボン」によります。バストアップに関わるホルモンとして、女性ホルモンである「エストロゲン」があげられます。

イソフラボンはこのエストロゲンに似た構造体をしているものであり、エストロゲン様作用(えすとろげんようさよう)を示すものでもあります。

このため、「これを含んだ食べ物や飲み物をとれば、バストアップがはかれるのではないか」と考えられるようになりました。

イソフラボンを含む食材は、たくさんあります。()で補足したように、イソフラボンはよく「大豆イソフラボン」と呼ばれ、その名前のり大豆製品によく含まれています。大豆そのものにはもちろん、大豆から作る豆腐や納豆、それから厚揚げなどにも含まれています。

ただ、一般的な大豆は料理をする手間を必要としますし、豆腐は持ち歩くことができないものです。納豆はくせがあるものです。厚揚げは高カロリーであることが気になる人もいるでしょう。

その点、豆乳ならば料理をする手間がいらずそのまま飲むことができます。200ミリリットル程度の紙パックが出ていますから持ち運びも便利です。加えて、厚揚げほどカロリーも高くないので、ダイエット中の人であっても比較的取りやすいといえるでしょう。

このような利点を持つため、豆乳はバストアップを目指す人たちに広く受け入れられてきました。

ただ、イソフラボンを含んだ豆乳を飲めば、必ずバストアップができるとまではいえません。もともとイソフラボンの力というのは、本物のエストロゲンに比べてずっと小さいものです。その力は1000分の1~10000分の1程度とされています。そのため、イソフラボン(豆乳)は、エストロゲンの「完全な代用品」とはなりえません。

また、豆乳などの食品から摂取するイソフラボンの量は、1日に75ミリグラムを目安とするべきだという見解が出されています。豆乳400ミリリットルを飲むと、80ミリグラムを超えます。

もっともこれは、「豆乳400ミリリットルを飲めば80ミリグラムを超えてしまうから即アウトだ」というものではありません。「75ミリグラム」には根拠があって、「150ミリグラムのイソフラボンを5年間とりつづけた人は、子宮系の病気になる可能性が上がった」という研究結果に基づくものです。「そのため、その半分の量を目安量としよう」と考えられるようになりました。

ただ、日本人のうち、75ミリグラム以上のイソフラボンを摂取し続けている人は全体の5パーセント程度でしかありません。そこまで気にする必要もないでしょう。

日本豆乳協会「豆乳について」
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「豆乳を飲むと太る」「豆乳を飲むと太らない」、どっちが本当?

「豆乳を飲むと太る」という説を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
「バストアップをしたいけれど、太るのはいやだ」
「細いボディを維持したまま、バストアップをしたい」
と考える人にとっては、この説はかなり怖いものでしょう。

ただ同時に、「豆乳は肥満を抑える効果を期待できる」という意見も聞こえてきます。

これはどちらが正しいのでしょうか。

結論からいえば、「どちらも正しい」ということになります。
ひとつずつ見ていきましょう。

「豆乳を飲むと太る」という説

「豆乳を飲むと太る」とされていることの根拠は、豆乳の持つ「カロリー」にあります。
豆乳のカロリーは、100ミリリットルで64キロカロリー程度だとされています。

ただしこれは商品ごとにかなりばらつきが大きく、たとえば100ミリリットルで44キロカロリーとしている商品もあれば、100ミリリットルで57キロカロリーとしている商品もあります。書籍によっては、48キロカロリーとしているものもあります。

このため一概に「豆乳100ミリリットルで○キロカロリー」と言い切ることは難しいのですが、だいたい40~65キロカロリー内で推移していると考えてよいでしょう。

1日にとるべきイソフラボン量をすべて豆乳でとろうとした場合、150ミリリットル~200ミリリットル程度の豆乳を飲む必要があります。持ち運び用の豆乳のパックは200ミリリットルであることが多いのでこれを基準に算出すると、だいたい1パックあたり80~130キロカロリー程度ということになります。

これは、「飲み物」としてはかなりそれなりに大きい数字です。

ダイエットに良くなさそうなものとして「砂糖」がありますが、砂糖1個を入れたコーヒー1杯(200ミリリットル)のカロリーが31キロカロリーであることを考えれば、このカロリーが以下に高いものかがわかるでしょう。また、アイスクリームと砂糖を使う「コーヒーフロート」ですらそのカロリーは85キロカロリーですから、場合によっては豆乳200ミリリットルの摂取カロリーを下回ります。

豆乳は、「健康になれそうな食品(飲み物)」というイメージが極めて強いため、ついつい「ローカロリーなのだろう」と考えてしまいがちです。

しかしながら実はそのカロリーはかなり高く、常用しているとカロリーのとりすぎになってしまう可能性もあります。
ただ、豆乳は、同じようにバストアップに効果を示すのではないかとよくいわれる「牛乳」に比べるとカロリーは低めです。牛乳の場合、1杯あたりのカロリーは134~146キロカロリーもあります。

豆乳を飲むと太らない」という説

対して、「豆乳を飲むと太らない」という説もあります。

これは豆乳の持つ成分によります。

豆乳のなかには、以下の3つの成分が含まれています。

  • 大豆サポニン
  • 大豆ペプチド
  • 大豆たんぱく質

大豆サポニンは、「食べ過ぎ」を抑制してくれる成分です。また、脂肪や糖の吸収を抑制してくれる働きも持っています。これは腸に働きかけた結果として起こるものなのですが、これによって満腹感を覚えやすくなります。

「脂肪を燃やしてくれる成分」は、ダイエットを考えたりボディメイクを考えたりするうえで非常に重要です。大豆ペプチドの場合は、脂肪の燃焼を進めてくれる効果があります。

私たちは、まったく何もせずにじっとしていてもカロリーを消費します。このようなときにでも生命維持のためにカロリーが使われており、これを「基礎代謝」と呼びますが、大豆ペプチドにはこの基礎代謝を向上する効果も期待できます。

バストアップに必要な成分として「たんぱく質」があります。大豆たんぱく質は筋肉やバストの皮ふの原材料になるだけでなく、体脂肪が体に溜まることを防ぐ役目を担っています。また、コレステロールや脂質を排除してくれる働きもあります。

このようなことから、「豆乳はダイエットによい」と言われるようになったのです。

いでした内科神経内科クリニック「豆乳の効果」
Link

豆乳との付き合い方

「豆乳はバストアップに効果的だといわれているけれど、顕著な効果までは期待できないかも」
「豆乳には、『太る』という意見と『やせる』という意見があって混乱してしまう」
という人もいるかもしれません。

しかしこれらは、どれも矛盾しない話なのです。

たしかに、「豆乳をとれば、必ずバストアップができる」とはいえません。ただ、豆乳がまったく無力かと言われるとそうとまでは言いきれません。
やせる・太るに関してはもっと単純で、「豆乳はたしかに脂肪燃焼などに効果を示すが、カロリーは低くない飲み物だからとりすぎると当然太る」ということになります。

これは豆乳に限ったことではありませんが、何かひとつの食べ物(飲み物)だけを盲信したり、またその効果のすべてを否定したりすることはよいこととはいえません。一つの食べ物(飲み物)は、良い面と悪い面を持っているのです。

豆乳は「薬」ではありませんから、飲む量については厳密に定められるものではありません。ただこれらの点をあわせて考えるのであれば、「豆乳は、飲むのであれば1日に200ミリリットル程度まで。豆乳は良質なたんぱく質を含むので、これを飲みつつ胸筋を鍛える運動などを組み合わせていけば、バストアップもやりやすくなる」という結論に落ち着くことでしょう。

ちなみに豆乳の選び方ですが、機能性だけを考えるのであれば無調整豆乳がよいでしょう。ただこれは少し飲みにくいので、「飲み物としてのおいしさ」を考えるのであれば、豆乳飲料や調整豆乳をとるようにすることをおすすめします。