バストアップ方法~バストマッサージに効果はあるのか?

バストアップ方法~バストマッサージに効果はあるのか?

バストアップの方法を考えるとき、必ずといってよいほど出てくるのが「バストアップマッサージ」という単語です。
「バストアップマッサージをすれば、胸のサイズが大きくなる」と考える人もいますが、これは本当なのでしょうか?

バストアップマッサージの効果を積極的には支持しない説

バストアップマッサージの有用性については、さまざまな意見があります。
ここではまずそのなかから、「積極的には支持しない」「論調を見ていくと、否定的に思われる」意見についてとりあげていきましょう。

バストは「脂肪」が基本。刺激を与えたからといって増減するものではない

そもそも、バストというのは「脂肪」が大半です。当たり前のことですが、脂肪はもむことによってその量が増減するものではありません。

ちなみに、「痩身エステ(そうしんえすて)」などで、「エステサロンの施術を受けるだけでやせるかのように見せる広告」は、許可されていません。揉むだけで脂肪の量を増やしたり減らしたりすることはできないのです(なお、揉むことで水分を出すことができるので、一時的にやせてみえたり体重を減らしたりすることは可能です。あくまで効果は一時的なものではありますが)。
この論を採用するならば、「バストアップマッサージ」というものは存在しないということになります。

バストはホルモンによって左右されるもの。刺激を与えてもどれくらい増えるかは未知数である

また、バストの大きさはホルモンによって左右されることが大きいといえます。女性ホルモンであるエストロゲンが深く関わっており、バストの発達はこのホルモンの影響を色濃く受けます。女性ホルモンのコントロールを行うことは、食事や睡眠、運動などを組み合わせることによって可能です。ただしこれが、「バストアップマッサージ」で増えるかというと疑問符がつきます。

本当に物理的に女性ホルモンを増やしたいと考えるのであれば、女性ホルモンを注射するというかたちで対応していくしかありません。ちなみにこのホルモン注射は、主に、心の性に体の性を合わせたいと考えるMTF(Male to Female、性同一性障がい)の人に対して使われます。

バストの成り立ちや成長の仕方に即して考えれば、「バストアップマッサージ」と呼ばれるものは医学的根拠の薄いものだということになります。

バストアップマッサージの効果を支持する説

ただし、バストアップマッサージに関して肯定的な意見もあります。

バストアップマッサージは血行を促進させられる

そのなかでも、信頼度が極めて高いのは「バストアップマッサージによって血行が促進される。それが胸の成長に繋がる」というものです。

血行は、バストアップに必要な女性ホルモンに影響を与えます。バストアップマッサージによって血行を促進させることができれば、女性ホルモンもまたバスト部分に届きやすくなると考えられています。これによって、バストアップをはかることができるとされています。
マッサージによって刺激を与えることで血液量の流れが増加することは、すでに研究でもわかっています。
これを根拠とするのであれば、バストアップマッサージはたしかに効果があるものだといえるでしょう。

また、バストアップマッサージの効果を「刺激」から説いていく医師もいます。妊娠中に胸が大きくなるのは女性ホルモンが刺激されることによるものであるから、妊娠中でなくても物理的な刺激を与えることで胸が発達するのではないかと考えるのです。

この「バストアップマッサージの効果」を考えていくうえで、少し興味深い話があります。だれでも一度は俗話として耳にしたことがあるであろう、「パートナーに胸をもまれると、胸が大きくなる」というものです。
これに関しては、パートナーの手で刺激を受けることで心がドキドキして女性ホルモンのコントロールができるようになるため、バストが大きくなるのではないかというところからきています。意外に思われるかもしれませんが、そしてどこまで正しいかの疑問はありますが、一応医学的な説明ができる話ではあるのです。

ストレス軽減という面からもアプローチできる

加えて、考えておきたいのが「ストレスとの関わり方」です。ストレスは私たちの体と心を摩耗させるものであり、またホルモンバランスを崩す非常に厄介なものです。過度のストレスがある状況だとバストは育ちにくくなりますし、また肌荒れなどの肌トラブルを引き起こすこともあります。

何をもってストレス解消ができるかというのは人によって大きく変わるため一概にはいえませんが、多くの人は、自分自身の体をもみほぐすことでリラックスしたり、ストレス軽減の効果を感じたりするのではないでしょうか。
このようなこと面からアプローチしていくのであれば、ストレスを軽減できるバストアップマッサージは意味があるものだといえるでしょう。

バストアップマッサージの効果についての結論

このように、バストアップマッサージの効果については賛否両論があります。さらにバストアップマッサージに効果があるかどうかの議論を難しくしている理由として、「そもそも、したときとしていないときの結果が比較検討できない」というものがあります。

バストアップマッサージに限ったことではありませんが、何かの効果を確かめるときには同条件で比較をしなければなりません。そのため、本当に「バストアップマッサージに効果があるのか、ないのか」を調べるためには、同一人物でかたちもサイズもほぼ同じ大きさのバストのうち、左側だけをバストアップマッサージして右側は何もしない……という状況で実験していかなければなりません。しかしこれはあまりにも非現実的な話です。バストアップマッサージをする人は当然両方の胸に対して行いますし、しない人はどちらの胸にもしないでしょう。

「バストアップマッサージをしたらこれくらい大きくなった」「バストアップマッサージをしていたから、AカップからCカップにまで成長した!」という体験談は、たびたび目にします。もちろんこれらがうそなわけでは決してありませんが、バストアップにはほかの要因も絡んできます。たとえば、食事や睡眠などです。また、極端なことをいえば、「バストアップマッサージをし始めたときがたまたま女性ホルモンがよく分泌される期間とかぶっており、バストが成長したのはその期間が来たからだったという状況も考えられます。
また、バストアップマッサージを施す人の多くは、ほかのバストアップ方法も試していることが多く、それらが複雑に絡み合って胸が育った……といったこともあるでしょう。

このため、「バストアップマッサージの有効性」については、「まったく無効ということはないかもしれないが、明らかに有用であるとまで言い切ることも難しい。判断ができない」となります。比較対象がない以上、現状としてはこれ以上言うことができないのです。

ただ、適切なかたちで施していくのであれば、バストアップマッサージは「顕著な結果を出すものではないかもしれないが、とりあえずやってみる価値はあるかもしれない」とはいえるでしょう。正しい手順でやっていくのであれば、悪影響までは出ないものだと考えられるからです。

バストマッサージのやり方

バストマッサージのやり方について、簡単に説明しましょう。いくつかの種類がありますが、今回はその一部を取り上げます。

  1. バストの下に手を置く
  2. 上に持ち上げる作業を3回繰り返す
  3. ワキの下に手を入れる
  4. 胸の上部分~デコルテ部分にかけて手を滑らす。このときは丸を書くようにしてやっていく
  5. 3回繰り返す
  6. 手を胸の前で交差させる
  7. 背中やワキにある肉を、バスト上部に向かって引き上げる
  8. 3回繰り返す

バストマッサージの注意点とアイテム

現在は医師の監督するホームページで、バストマッサージのやり方が解説されているのでこれらを参考にするとよいでしょう。間違った方法でバストマッサージを行ってしまうと型崩れなどが起きる可能性があるので、信頼できるページから情報収集を行うことが何よりも重要です。また、強すぎる力で行ったり、あまりにもしつようにやりすぎたりすると、これも型崩れを招く原因になるので注意が必要です。

しばしば、「マッサージ」を謳うエステティックサロンなどがありますが、このようなところにはあまり行かないようにしてください。エステサロンは無資格でも運営できるため知識の面で不安があるということもありますが、そもそも「マッサージ」はあはき法の制限を受けるものです。このようなことを理解しておらず消費者に対して広告を打つエステサロンは、信用してはいけません。

自宅でバストマッサージをする場合は、胸を保護するクリームなどを使ってもよいでしょう。現在の日本では「バストアップクリーム」なるものは存在していませんが、バストをケアするクリームをつけてバストマッサージをしていくことは悪いことではありません。これらの多くは保湿成分を含んでおり、肌をケアすることに役立ちます。
また、指のすべりをよくしてくれるため、バストマッサージをやりやすくしてくれます。しっとりと潤ったバストをつくることにも寄与してくれますから、決して無意味なものではありません。良い香りは心をリラックスさせてもくれるでしょう。

「バストマッサージ」「バストケアマッサージ」「バストアップマッサージ」は、バストサイズを大きくしたいと考える人が必ず目にすることになる単語です。また、多くの人が関心を持つものでもあります。
しかしだからこそ、正しい知識と冷静な判断力をもって向かい合うことが求められる言葉だともいえるでしょう。