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胸を大きくする方法~チーズを摂取することには意味があるのか?

「胸を大きくする方法」としてよく取り上げられるのが、「食事に気を付けること」です。食事は毎日3食とるものですし、健康を維持するためにも欠かすことのできないものです。そして、多くの場合、「胸を大きくする食材」は「健康を維持することにも有用な食材」であるといえます。

今回はそのなかから「チーズ」を取り上げます。また、有資格者の視点から、「食べやすいチーズ」についても解説していきます。

チーズを食べることでバストサイズアップができると言われている理由について

「チーズを食べることがバストサイズアップに効果的である」と言われる理由には、きちんとした根拠があります。

チーズには、大量のたんぱく質が含まれています。たんぱく質が分解されることでアミノ酸になります(厳密にいえば、たんぱく質とアミノ酸はイコールではありませんが、一般的な「バストアップ」を考えるときにはこの点が重要視されることはありません)。
そしてこのアミノ酸は、大きく分けて20種類に分けられています。そのなかには「必須アミノ酸」と呼ばれるものもあれば、「非必須アミノ酸」もあります。必須アミノ酸は人間の体内で作りだすことができないものであり、必ず経口摂取などの「外側からの摂取」で取り入れる必要があります。対して、「非必須アミノ酸」と呼ばれるものは、体内で合成することができるアミノ酸です。ただし、非必須アミノ酸も体外から摂取することが望ましいとされているものです。

実に多くの種類があるアミノ酸ですが、その特性や働きはそれぞれ違います。たとえば、必須アミノ酸に分類される「トレオニン」と呼ばれる必須アミノ酸は、脂肪肝になるのを防ぐ効果がありますし、トリプトファンは「幸福ホルモン」と呼ばれるセロトニンの生成に関わります。

「バストアップ」に焦点を当てたとき、特に重要視されるのが「アルギニン」と呼ばれるアミノ酸でしょう。これは非必須アミノ酸に分類されるものであり、「成長」に関わるアミノ酸です。成長ホルモンの分泌を促進する効果を担っているものであり、非常に重要なアミノ酸です。1日に2000ミリグラム~4000ミリグラム程度の摂取が望ましいとされています。

チーズとしてとる場合は、プロセスチーズなどからとるとよいとされています。スライスチーズで6枚程度の分量をとれば、アルギニン1000ミリグラム程度をとることができます。

ただ、毎日スライスチーズを12枚~24枚もとるのは現実的ではありません。また、アミノ酸の種類は20種類もあるため、「どのチーズにどのアミノ酸がどれくらい含まれているか」を一つひとつ調べていくのは非常に多くの労力が必要となります。専門家の話によれば、「ボディビルダーレベルで自分の体をコントロールしている人ならば、どの食材にどのアミノ酸がどれくらい含まれているかも意識しなければならないが、女性がバストサイズアップなどを考えるためにとるのであれば、そこまで厳密にアミノ酸の種類や個別の量にこだわる必要はない」ということでした。

「チーズはアミノ酸を効率よくとれる食材であるから、バストサイズアップに使いやすい」と考えるだけでよいでしょう。

なお、ここでは主に「アミノ酸とホルモンの関係」について触れてきましたが、チーズが持つたんぱく質にはほかの効果もあります。
たんぱく質は、肌や筋肉を保つために必要な栄養素です。美しくつややかな肌を作ることにも役立ちますし、筋肉の材料ともなるものです。たんぱく質が不足していると、どれだけ運動をしても筋肉は太りません。

「運動」はバストアップにおいて非常に重要な役割を果たすものです。運動をして胸筋をつければその分胸は前面に押し出されますし、しっかりとした土台となって胸の型崩れを防ぎます。また、体全体のシェイプアップにも役立ちますから、運動を組み合わせたバストサイズアップは非常に意味のあることだといえます。チーズの持つたんぱく質は、このように、「運動をしながらバストサイズアップをしていきたい」と考える人にとって非常に強い味方となります。

また、ちょっとおすすめしにくい理由ではありますが、チーズはかなりカロリーの高い食材です。極端にやせている人は胸にいきわたる脂肪がないため、胸もやせます。

「必要な分の脂肪をつける」という観点からお話しするのであれば、「カロリーの高さ=脂肪のつけやすさ」が「チーズがバストサイズアップに役立つ理由だ」と言うこともできます。

どんなチーズが良い? 専門家の解説

一口に「チーズ」といっても、その種類はさまざまです。
また、おすすめのチーズを紹介するにしても、「何を基準とするか」によって変わってきます。

まずは「成分」から考えていきましょう。

たんぱく質を効率的に摂取することを目的とするのであれば、パルメザンチーズがおすすめです。パルメザンチーズはイタリアを原産国とするものであり、大量のたんぱく質を含んでいます。そのたんぱく質含有量は44グラムもあり、これを100グラムとるだけで成人女性の1日の推奨量の10分の9をクリアできます(成人女性の1日のたんぱく質摂取推奨量は50グラム)。ちなみに、「パルメザンチーズ」というと粉チーズをイメージする人が多いかと思われますが、実際にはブロックでも売っています。スライスして食べましょう。少ししゃりしゃりした食感がすることもありますが、滋味深く、奥の深い味がします。

次におすすめなのは、エメンタールやエダムなどです。この2つは27~30グラム程度のたんぱく質を含んでいます。ちなみにエメンタールは「チーズの女王」とも言われるもので、柔らかくてくせのない味が特徴です。アニメなどに出てくる、「表面に穴があいたチーズ」がエメンタールです。

赤いワックスがかけられたエダムチーズは、トーストなどにのせて食べるのもおすすめのチーズです。ただ、エメンタールやゴーダに比べると、取り扱っている店舗はやや少なめかもしれません。通販などでは簡単に手に入りますが、スーパーなどの場合は取り扱っていない店舗もあります。

続いておすすめなのが、ゴーダやチェダーといったチーズです。これらは非常に手に入りやすいチーズであり、また味に癖もないため食べやすいものです。エメンタールと比較すると、やや酸味があるように感じられる人が多いことでしょう。ただ、熟成を経れば香利が出てきます。たんぱく質量は26グラム程度です。

「カロリーの高いチーズを食べて、バストアップをはかりたい」という人もまた、パルメザンチーズやエメンタール、あるいはチェダーなどを選ぶと良いでしょう。これらは100グラムで400キロカロリーを超えるものです。

なお、味についていえば、チーズを単品で食べるのであれば個人的にはパルメザンチーズをお勧めします。パルメザンチーズの持つ滋味深さや食べごたえは非常にすばらしいものだからです。ただ、少しぼそぼそした食感を呈すことが多いので、それが苦手な人はチェダーやゴーダがよいでしょう。

「同じようにたんぱく質を豊富に含むナッツ類と合わせる」「刺激的なチーズが楽しみたい」ということであれば、ブルーチーズを選んでください。ゴルゴンゾーラ・ドルチェは初心者さんにもおすすめの食べやすいブルーチーズです。

「お菓子のように食べたい」「加工して食べたい」ということであれば、クリームチーズなどをおすすめします。

大修館書店「食品成分表」(五訂増補日本食品標準成分表)準拠p196